@article{oai:nur.repo.nii.ac.jp:00000067, author = {小池, 郁代 and 平井, 顯徳 and 的場, 巳知子 and Koike, Ikuyo and Hirai and Matoba, Michiko}, issue = {1}, journal = {新潟リハビリテーション大学紀要, Niigata University of Rehabilitation Bulletin}, month = {Dec}, note = {慢性疼痛は、患者のQOLを著しく損なう原因の一つであり、その治療には心身両面からの診断的評価と治療が要求される。20年間以上にわたる慢性疼痛と、種々の不定愁訴、および抑うつ症状を呈する患者に対し、鍼灸治療を併用し奏功した一例を報告する。  強い眩暈を発症して心療内科を受診、その6か月後に頭頚部の痛みと手指のしびれが現れたため、医師の勧めで鍼灸治療を開始した。治療間隔は2週間に1回、治療時間は1時間とした。治療方法は、主に中医学を基本とした。治療中は、なるべく患者の言葉を傾聴し、良好なコミュニケーションを心がけた。初診から1年度にはほとんどの症状が改善した。  現代西洋医学と鍼灸治療の併用が、慢性疼痛、不定愁訴および抑うつを呈する患者に有効であることが示唆された。また、良好なコミュニケーションによるラポール形成は、治療の継続と、種々の不定愁訴や心理状態の改善につながるものと考える。今後、さらに疼痛やQOLの定量・客観化を試み、併せて検討する必要がある。}, pages = {17--20}, title = {慢性疼痛に対する針灸の治療について}, volume = {4}, year = {2015} }